ワークショップ!in埼玉

2023年09月23日 06:49

現在長唄協会の普及育成委員になっている私なのですが。
この秋から小中学校へ学校公演に行っています。
学校公演とは、基本的に小中学校の授業時間割の中に組み込まれて行う事業なので、超タイトスケジュールなのです🗓️
ほんとに大変😱😱😱

6月から委員で集まり、学期の手配やら予算やらイベント業者との打ち合わせやら、学校側とのやりとりと、細かい段取りいっぱい。

最後に一緒に校歌を合奏するのですが、私ら講師は一緒に楽器を演奏するのです。
それぞれの学校の校歌を練習していくのも地味に慌ただしい作業。

学校公演の中身ですが、ワークショップと言われる子どもが実際に楽器に触れる体験会(45分)があって、その後に各教室で練習した事を体育館で披露しよう!(45分)までがセット!!2コマ使ってこの一連の流れを行うわけです。

全校生徒向けにやる学校や、高学年だけ参加の学校、とにかく人数もまちまち。
現場に行かないとわからないことも多いので、台本通りには行かないことがたくさん。
そんな中、9月頭に一陣がスタートしております。まず1校目は埼玉の大宮にある学校でした。
もうね、講師はみんなドキドキ。

1コマ45分間ってほんとーに短い!!!
とにかく時間がない!!
1コマを使ってワークショップ。
その後体育館に移動して鑑賞会!!

私、笛講師なんですけどね。(当たり前だけど)
笛ってね、初めて触る人が45分で音を出せるかって言ったら出ないんですよ。笑
感覚の良い子はすぐに音が出せたりしますけどね。稀ですよ。
でも、これはまぁいつも通り想定内であって。
今回のこの事業、コロナ禍でのプレゼンで何とか勝ち取った文化庁事業でありまして。
篠笛体験は感染なんちゃらの観点から言って、まぁNGですわな。笑
(今となっちゃ5類に落ちてるし普通にやれたんちゃう?と思うけど、無意味な論争)

子どもが安全に体験できる楽器で、尚且つコストのかからない楽器であり、簡単に音の出せる楽器で…ってこの楽器を選んでプレゼンしたらしいのですわ。

何の楽器かわかります?


音楽でみーんな買わされるあれ。
小学校で私も吹きましたよ。あれです。


そう!リコーダーで45分間、篠笛のフレーズを練習する訳です🪈

このプレゼンには私は一切関わってないと言う事をお伝えしておきますね。(役員就任前の話だったのでね)

まぁ、いろんなご意見あると思いますよ。
私は篠笛講師です。
リコーダーの講師ではないのですよ。
いろーーーんな事情があると思いますけどね。
リコーダーでワークショップって。
えーー???って思いましたよ。(心の中で)

コロナ禍ってほんと厄介でしたね。
何なんですかね。
まあいいやそんなことは今始まった訳ではない。

という事で。
体験はリコーダーなのです。
どう考えてもおかしいけどね。笑
私が篠笛講師で学校へ行き、子どもはリコーダーで、篠笛の旋律を吹くんですよね。
で、プロの鑑賞会はもちろん私は篠笛で吹くんです。でも、ワークショップはリコーダーなのですよ。
おっかしーけど、決まったことはやるしかないからね。
学校側もそれでOKを出してる学校ですから。


結論。
なんだかんだちょっと疑問もあり、色々タラタラ言ってみたけど。
やってみたらなかなか面白かったから、こう言うのも時代としてアリなのかな?!なんて思ったりしましたよ。能管のフレーズをリコーダーでやるなんて斬新じゃない?能管ってメロディー吹けないからね。
こんな体験やってるところないんじゃない?
ふざけてるようでふざけてない感じ。
結構面白いよ!!笑
(面白かったんかい)

埼玉の小学生はみんな良い子たちで、素直で可愛らしかった!!
2校行ったのですがいずれも篠笛(リコーダー)体験の子は6年生でした。

この体験で、和楽器が楽しいなとか、篠笛面白いなとか、三味線かっこいいな〜とか思ってくれたら良いな。
夢のある未来のある子どもたち。
こんなにも理不尽な日本の社会の仕組みに、絶対に負けるなよ!!
君たちは、宝だよ♡

我が子も6年生になったらこんな風にオマセな大人の会話ができるのかぁ〜と。
なんかいろんな思いが合わさる学校公演でした。

さあ、月末はまた埼玉の小学校に行ってきます。
10月11月12月と東北の方を回ったり、年末は京都締めくくり、一応今年度は終了予定。
まだ始まったばかりの学校公演です。

どんな出会いがあるかなぁ?楽しみ😊

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