盛綱陣屋に泣けた。

2026年10月03日 11:34
カテゴリ: つぶやき

十月の歌舞伎座、第二部を観劇してまいりました。

演目は『盛綱陣屋』。

そして、仁左衛門さん。

もう……かっこよくて、泣けました。

『盛綱陣屋』は、戦乱の世を生きる武士たちの義理と人情、そして親子の情愛が描かれた物語です。

敵味方に分かれてしまった兄弟。
武士としての立場。
それぞれが胸に秘めた思い。

誰もが何かを背負い、簡単には本心を明かすことのできない世界。

その中で描かれる人間の情の深さに、胸が締めつけられます。

そして、舞台に立つ仁左衛門さん。

なんでしょう、この存在感。

立ち姿の美しさ、台詞の響き、ふとした目線や所作。
その一つひとつに、長い年月をかけて磨かれてきた芸の力を感じます。

ただかっこいいだけではないのです。

人物の心の奥底にある葛藤や哀しみまで伝わってくるからこそ、目が離せなくなる。

華やかさの奥にある人間味。
凛とした姿の奥にある情の深さ。

その魅力に引き込まれ、気づけば涙がこぼれていました。

歌舞伎は、様式美の芸能でありながら、描かれるのはいつの時代も人間の心なのですね。

義理と人情。
親が子を思う気持ち。
愛する人を守るために、何を選び、何を手放すのか。

時代も価値観も違うはずなのに、その思いは現代を生きる私たちの心にもまっすぐ届いてきます。

そして、その物語に命を吹き込む役者さんの芸。

筋書きを知っていても心が動く。
結末がわかっていても涙が出る。

それはきっと、舞台の上で人間の心が生きているから。

今月は第三部で松緑さんの『義経千本桜』を観に行く予定💛
なんとも贅沢な十月の歌舞伎座です。

好きな役者さんの舞台を観る喜び。
そして、期待を超えて心を揺さぶられる幸せ。
日本人でよかった🎵
劇場を出たあとも、あの表情、あの声、あの佇まいが心に残っています。

あぁ、やっぱり歌舞伎はいい🩷

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