先人の教え

2024年11月29日 00:42
カテゴリ: お仕事

いつまで経っても
己の未熟さを感じる

伝承の会が終わりました
課題が沢山見えて
またひとつ大きな壁にぶつかりました

先人の厳しい教えの中の
日頃私が考えている笛に対する気持ちを、言わずもがな、冷静に分析され、見透かされてるようで恥ずかしかった
学生の頃の音質や癖を知られているだけに、もう今更何も恥ずかしい事はないのだけど…

昨日下ざらいを見ていただき
結果は残念ながら失敗

どうしても吹けない箇所がある
覚えてるつもりが
完全に身体に入っていない

「明日本番だから思い切ってやって」
と、半ば諦められてるような感じで送り出されたけどきっとそうじゃない

たった2回のお稽古だったけど
大きな背中から感じる愛を沢山貰った気がします

そして、当日の舞台稽古もやはり失敗
どうしても上手く吹けない
「決めて吹いちゃ面白くないのだと思うよ」
「旋律をよく聴いてその時々で、感覚で寄り添えば良いから」

おっしゃる意味はなんとなくわかる
取り決めたもの
しっかりハメて覚えたものは
ハッとした時に簡単に崩れる
舞台には魔物がいて
突然何の前触れもなくやってくる
演奏家としてそれはよくわかってる

プログラムに寄せてくれた言葉が沁みて
読んだ時に泣きそうになった
徹彦氏の丁寧に紡がれた言葉ひとつひとつが、性格を表してるなと思う
こうやって学生の頃も丁寧な口調で叱られたっけ…

結局、一度も正解が出ずに終わった
私の伝承の会デビューは惨敗で終わったのです

お稽古中にも何度も言われた言葉
【笛はね、精神力だからね】



笛吹き人生でこんなにも緊張した2日間があっただろうか
いや、あったか…な…
芸大受験がやっぱり1番緊張したかな

久しぶりの緊張の舞台
大スターに見守られて幕を閉じました

福原徹彦先生
ずっと憧れの先生です
またたくさん学びたいです。
ありがとうございました!!!


先生と並んで写真撮ればよかった😭😭😭
後ろ姿しかない🥲

舞台稽古にて
福原徹彦氏と、藤舎呂秀氏の後ろ

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