普及育成委員になって数ヶ月。
まさかこんな風に自分が長唄協会の一役員となり、大人数で動いていく事業に大きく関わるとは思っていなかった。
文化庁の仕事、協会の仕事、ただ呼ばれて乗っかるだけの仕事はしてきたものの。
予算やら楽器準備やら、大勢をまとめて、台本から関わり、始めて気づくことがある。
大きなお金の動く事業だから、失敗は許されないと思いながら、演奏とはまた別物の緊張感で作業をこなす先輩に教えてもらいながら、事務的な仕事をこなして行く。
演奏家がなぜこんな事してまでやらなきゃいけないのか…と、日々憤りを隠せない場面も多々あった。
事務局がやれば良い事じゃないかと。
ただ、関わって思う。
自分たちができることは、一つ一つ確認しながらでもやると、作業の大事さがわかる。
苦労した分、いざ現場に行き、子ども、先生たちと話してみると、感じ方が今までと違う。
「なるほど。こうやってつながって行くのか」と納得できる。
反省点は沢山あるけど、来期の事業に即生かせることが出来る。
地方公演は思いもしないことが起きるもんだ。
それが現場だから。
過疎化地域なら尚更だ。
今回、イレギュラーな事にも対応できたのは、委員が皆、自分たちで文化庁に申請を出すところから関わってきたからだと思った。
実行委員はその為にいるのだなと強く感じた。
課題は残されてるけど、来月の宮城公演、京都公演に繋げ、来年度もたくさんの子ども達に会えますように。
そしてこの学校公演が、素晴らしい架け橋となり、未来を作る子ども達の豊かな感性の血となり骨となるよう。
更にますます伝統音楽が繁栄しますように。
合掌🙏
しばし休憩をし、再来週から宮城公演スタートです🙋♀️